2006年05月18日

遺伝:ヒト 3 番染色体の解釈付け

 国際ヒトゲノム配列決定コンソーシアムは、ヒトゲノムの概要配列の決定後、ヒトゲノムを構成する 24 本の染色体のそれぞれについて、解読の完了と解釈付けに取りかかっている。

 今回は、ヒト 3 番染色体の解釈付けが報告された。

 下記に「ヒト 3 番染色体の DNA 塩基配列の解釈付けと解析」について報告された内容を示す。
参考文献:
nature Vol 440 | Issue no.7088 | 1089-1244 | 27 April 2006 | Letter p.1194 / The DNA sequence , annotation and analysus of human chromosome 3 / ベイラー医科大学(米) D M Muzny et al.

 本論文では、ヒトの最も大きな染色体の 1 つである 3 番染色体の塩基配列決定と解析について報告されている。

 3 番染色体は 4 つのコンディングだけからなり、その 1 つは、連続した DNA 塩基配列解読完了領域としてこれまで知られている中で最長のものである。

 この染色体は、ゲノム中でセグメント重複率が最も低いことが注目に値する。

 さらに、ケモカイン受容体遺伝子群や、ゲノムで最もよくみられる構成的脆弱部位 FRA3B を含む FHIT をコードする遺伝子のような、複数のヒト癌にかかわる多数の遺伝子座も含まれている。

 著者らは、チンパンジーとアカゲザルのゲノム塩基配列を用い、ショウジョウ亜科からヒト亜科が分岐した後のある時期に生じた大規模な狭動原体逆位の境界を示す切断点の特徴を調べ、逆位の進化的歴史について考察を行ったという。
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