2006年05月18日

古気候学:森は雪でいっぱい

 過去 1000 年にわたる古気候学的な研究から、全球的な水循環がこの 100 年間で変わったことを示す証拠が得られた。

 これは気候モデルによる復元と一致しており、変動の主たる原因が人類の活動にあることを示している。

参考文献:
nature Vol 440 | Issue no.7088 | 1089-1244 | 27 April 2006 | News and Viws p.1120 / Palaeoclimatology : The woods fill up with snow / Michael N Evans

 20 世紀の温暖化は、大気の水蒸気保持量を増加させ水循環と降水特性の変化につながると考えられている。

 全球の降水率と降水分布の温暖化による変化は、気温自体の変化に比べ、人間の生活環境や生態系の動態により大きな直接的影響を与える可能性がある。

 これら 2 つの気候変数は共変動するにもかかわらず、長期間にわたる気候の復元においては、主に気温の変化だけに目が向けられてきた。

 下記に「パキスタン北部では 20 世紀は過去 1,000 年間で最も湿潤な時代であった」ことについて報告された内容を示す。
参考文献:
nature Vol 440 | Issue no.7088 | 1089-1244 | 27 April 2006 | Letter p.1179 / The twentieth century was the wettest period in northem Pakistan over the past millennium / スイス連邦森林降雪景観研究所 K S Treydte et al.

 本論文では、樹木年輪から得られた年毎の酵素同位体の記録を提示し、パキスタン北部の高山帯における洪水変動を千年スケールで復元している。

 気候シグナルは主に冬季の降水から生じ、また生態的に異なる場所でも同じように明確に現れる。

 百年スケールの変動から、過去 1,000 年間の初期および 18 世紀から 19 世紀初頭にかけては乾燥状態であり、19 世紀後半から 20 世紀にかけて降水量が増加し、過去 1,000 年間のうちで最も湿潤な状態がもたらされたことが明らかになった。

 別の長期間にわたる降水復元との比較から、水循環が大規模に増大した時期が、産業化と地球温暖化が始まった時期と一致することが示された。

 その前例がないほどの規模は、人類がこの変化に一定の役割を果たしたことを証拠立てている。



 因みに、1850 年頃の世界総人口は 13 億人( 2004 年度の中国の総人口・2005 年度で簡単に 7500 万人増える)で、人口の 1000 人あたり年間増加率は 19 世紀前半の 50 年で 5.2 、後半の 50 年で 5.4 と比較的穏やかに安定していた。

 急増するのは 20 世紀に入ってからで、前半 50 年が 7.9 後半はこの倍となる。

 現在の世界の総人口は 64 億 6475 万人(2005年央推計、国連統計資料より) このうち日本の人口の占める割合は 2.0% である。

 …と、バッタの大量発生並の急激なこの大量発生振りである。

 世界・地球の総人口は 7 年後には 70 億人に 2050 年には約 89 億人にまで急増すると予測されている。

 これで皆等しく裕福で地球資源を人数分満たし、皆等しく幸福にしようとする地球は大破産で、現在生息している生物はほぼ全滅となるだろう。

 増えれば増えた分だけ利己的なヒト遺伝子は個々に利己的に振舞うだろう。それが遺伝子をもつ生物の本質なのだから仕方がない。

 これでも、自由だの人権だの、同じ人間だからと人道など、平和など、死刑反対など、言っていられるだろうか?

 他の生物だって生き残る権利はある。

 WHO (どのみちまともなことはやっていない)や ユニセフなどの保護団体などはいらないものだと思われる。 
posted by seed at 08:25| Comment(0) | TrackBack(0) | scientific situation | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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