2010年02月19日

免疫:監視役としての HMGB タンパク質

染色体の HMGB (high-mobility group box) タンパク質である HMGB1 、HMGB2 、および HMGB3 が、核酸受容体を介する自然免疫応答の活性化全般に不可欠であることが、今回明らかになりました。

HMGB は、Toll 様受容体のリガンドと思われるものであれ、細胞質内受容体のリガンドと思われるものであれ、調べたすべての免疫原性核酸に結合したことから、細胞内核酸全般に対する万能の監視役としての生理的役割をもつ可能性があると考えられます。


### database ###
nature 462,1-126 5 November 2009 Issue no.7269
Letter p.99 / HMGB proteins function as universal sentinels for nucleic-acid-mediated innate immune responses / H Yanai et al (University of Tokyo)



核酸による自然免疫応答の活性化は、防御免疫や病態免疫に重要であり、膜貫通型の Toll 様受容体 (TLR) および細胞質内受容体に仲介されます。

しかし、このような核酸認識系を統合する機構が存在するかどうかは明らかになっていませんでした。

本論文では HMGB タンパク質は核酸を介する自然免疫応答における万能の監視役として機能することを取り上げています。

posted by 藤次郎 at 21:20| Comment(2) | TrackBack(0) | discovery | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
藤次郎が機能するの?
Posted by BlogPetの政景 at 2010年02月21日 15:11
ゲノムの免疫機構が機能するんだよ^^

藤次郎も良い年だから、人類の活動(生活)の中で、そのような機能ができるといいね。
Posted by 藤次郎 at 2010年02月22日 00:37
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。