2009年02月26日

工学:超伝導体の明らかな転身

 複合酸化物間の界面は、凝縮系物理学における最も興味深い系の1つであることが明らかになりつつあるという。

 並進対象が人為的に破られているこの特殊な条件では、さまざまな新しい電子相や異常な電子相の出現が促進されている。

 電場は修復系の新しい手段になることから、Schlom & Ahn は、この方法をナノスケールの酸化物面で用いて、二次元超伝導体の物理学的性質が調べられた。

 これらの背景から、「LaAIO3/SrTiO3界面基底状態の電解制御」について A D Cavigliaらの報告が取り上げられた。

 理論研究では複雑な相図が予測されており、系の基底状態の決定に電化キャリア密度が果たす重要な役割が示唆されている。特に興味深い系は、バンド絶縁体である LaAIO3 とSrTiO3 間の導電性界面である。

 最近、磁性状態と二次元超伝導凝縮体という、可能な 2 つの基底状態が実験的に確認されている。

参考文献:
nature Vol.456 545-674 Issue no.7222 4 December 2008
News and Views p.582 / MATERIALS SCIENCE : Clear leap for superconductors / Darrell G Schlom & Charles H Ahn
Letter p.624 / Electric field control of the LaAIO3/SrTiO3 interface ground state / ジュネーブ大学(スイス) A D Caviglia et al.

 Caviglia らは、電界効果を用いてその系の相図を調べた。

 絶縁状態における磁気輸送特性の解析結果は、弱局在と一致しており、磁性の証拠は与えない、という。

posted by 藤次郎 at 00:42| Comment(0) | TrackBack(0) | model case | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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