細胞運動の接触阻止は50年以上前に Abercrombie によって発見された。
in vitro で繊維芽細胞が互いに接触すると突起分が引っ込んで、方向転換をする現象として知られる。
この機能が障害されると、悪性浸潤の一因となることが示唆されているが、細胞運動の接触阻止の分子基盤、また、in vivo でもこれが起こるかどうかはまだわかっていない。
神経冠細胞は移動性に富み多能性を有する胚細胞集団で、その挙動は空く精神順に例えられてきたが、今回 C Carmona-Fontaineらは、これらの細胞が in vivo および in vitro の両方で細胞運動の接触阻止を実際に示し、これによって神経冠の方向性のある移動を説明できる事を明らかにしている。
参考文献:
nature Vol 456 | Issue no.7224 | 835-106 | 18/25 December 2008
Letter p.957 / Contact inhibition of locomotion in vivo controls neural crest direction migration / ロンドン大学ユニバーシティカレッジ(英) C Carmona-Fontaine et al.
移動中の2つの神経冠細胞が接触すると、双方とも停止し、突起部を退縮させて方向転換するという。
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