2010年06月20日

口蹄疫

宮崎県民の皆様。早く制圧できると良いですね。

口蹄疫』。

徹底とした消毒が必要であることはもちろん、家畜に陽性が出れば一帯の殺処分が必要となります。

宮崎市内の報道によれば、何もしないままでのウイルスの潜伏期間は 6 ヶ月であるといいます。


宮崎市内の報道では妥当な報道がなされてはいます。

県知事の妥当な対応がなされていることも報道されています。

しかし、報道側が選定する有識者のポストは、県内の某大学の某教授ではなく、日頃から研究に携わっているウイルス学者か疫学者にすべきだったと考えます。

なぜなら、口蹄疫ウイルスに詳しくないからです。

posted by 藤次郎 at 00:21| Comment(2) | TrackBack(0) | diary | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月12日

医学:地球温暖化とマラリア

熱帯マラリア原虫(Plasmodium falciparum)に関して最近発表された、科学的根拠に基づく分布地図を、主要なマラリア制圧策が導入される前の 1900 年ごろから後のデータと比較した研究で、気温上昇がマラリア制圧への脅威になるという懸念は誤っていることが示唆されました。

地球全体の気温上昇が明らかであった 100 年間にも、マラリアの分布域と発生頻度は急激に減少していました。

予想される温暖化の影響は、制圧活動の効果より少なくとも 1 桁は規模が小さいことから、マラリア制圧計画の成否は、気候以外の要因によって決まる可能性が高いと考えられています。


### database ###
nature 465,261-390 20 May 2010 Issue no.7296
Letter p.342 / Climate change and the global malaria recession / P W Gething et al. (University of Oxford)
News p.280 / Malaria may not rise as world warms / Heidi Ledford
www.nature.com/podcast


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posted by 藤次郎 at 15:26| Comment(1) | TrackBack(0) | frontiers | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月10日

気候:海洋は温暖化している

海洋表層は巨大な熱シンクとして働き、人為起源の温室効果ガスにより生み出された余分なエネルギーの大部分を吸収してきました。

このため、海洋の貯熱量は気候変化の主要な指標となる可能性があります。

しかし、地球規模でのエネルギー収支を見積もり、気候モデルを絞り込むのに役立つようにするには、そのような主要な指標の測定の不確実性を十分に解明する必要があります。

今のところ、海洋の熱吸収量の規模は極めて不明確であり、特に年々変動パターンは見積もりによって異なっています。

注目すべき国際共同研究において Lyman たちは、入手不可能な海洋表層貯熱量偏差の変動曲線を比較し、投下式水温水深計データのバイアス補正が難しいことを含めて、この変動曲線に付随する不確実性の原因を分析しました。

そして、不確実性があるにもかかわらず、1993 〜 2008 年の間に 1 平方メートルあたり 0.64 ワットの温暖化傾向を示す、明瞭かつ確固とした証拠が見出されました。


### database ###
nature 465,261-390 20 May 2010 Issue no.7296
Letter p.334 / Robust warming of the global upper ocean / J M Lyman et al. (University of Hawaii at Manoa, NOAA/Pacific Marine Environmental Laboratory)
News and Vews p.304 / Global Change : The ocean is warming, isn't it ? / Kevin E. Trenberth


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posted by 藤次郎 at 23:12| Comment(0) | TrackBack(0) | frontiers | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月04日

気候:モンスーンに対する太陽の影響

太陽放射、すなわち日射の変化のような気候への外部からの影響は、地域によって異なる応答を引き起こします。

高緯度域から低緯度域にわたっては豊富な記録が存在し、日射と気候変動の関係を見ることができます。

しかし、熱帯域の記録はずっと少なく、モンスーン特有の雨季と乾季が交互に起こる気候を生む熱帯収束帯が通過する地域の記録は、なおのこと少ないものとなっています。

Verschuren たちは、キリマンジャロ山の斜面に存在する火口湖、チャラ湖の 2 万 5,000 年にわたる堆積層序にそのような記録を発見し、水文変動の代理指標を分析しました。

そして、東アフリカのモンスーンに伴う降水は、約 1 万 1,500 年周期で変動していることが明らかになり、この周期は、軌道運動によって制御される太陽放射強制と同期していたことがわかりました。


### database ###
nature 462,535-688 3 December 2009 Issue no.7273
Letter p.637 / Half-precessional dynamics of monsoon rainfall near the East African Equator / D Verschuren et al. (Ghent University)
Abstractions p.543 / Drik Verschuren

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posted by 藤次郎 at 18:03| Comment(2) | TrackBack(0) | frontiers | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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