2009年02月26日

アポトーシス

 natureを愛読して10年になるが、なんだ…。

 スプライトソームはメッセンジャーRNA一次転写物を成熟に導くことで最もよく知られている。この酵素複合体は、染色体端末を維持する酵素の1つの合成にも関わっていることがわかった。(nature 456,837-1008 no.7224)


### 参照 ###
telomerase RNA
posted by 藤次郎 at 02:54| Comment(0) | TrackBack(0) | diary | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

工学:超伝導体の明らかな転身

 複合酸化物間の界面は、凝縮系物理学における最も興味深い系の1つであることが明らかになりつつあるという。

 並進対象が人為的に破られているこの特殊な条件では、さまざまな新しい電子相や異常な電子相の出現が促進されている。

 電場は修復系の新しい手段になることから、Schlom & Ahn は、この方法をナノスケールの酸化物面で用いて、二次元超伝導体の物理学的性質が調べられた。

 これらの背景から、「LaAIO3/SrTiO3界面基底状態の電解制御」について A D Cavigliaらの報告が取り上げられた。

 理論研究では複雑な相図が予測されており、系の基底状態の決定に電化キャリア密度が果たす重要な役割が示唆されている。特に興味深い系は、バンド絶縁体である LaAIO3 とSrTiO3 間の導電性界面である。

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posted by 藤次郎 at 00:42| Comment(0) | TrackBack(0) | model case | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月24日

医学:高病原性H5N1インフルエンザウイルス由来のNS1のX線構造

高病原性鳥(H5N1)インフルエンザウイルスの最近の出現、このウイルスの同種動物間で伝染する性質や致死性ヒト感染との関連は、健康に関する懸念を世界中で高めているのは、報道などで一般的に既に知られている話だろう。

因みに、H5N1が宇宙から来たウイルスであるという科学的知見の報告はこれまで上がっていない。

幾つかの研究により、病原性の増大やこれらの型の毒性には、明確な構造をもたないタンパク質NS1が重要である事がはっきり示されている。

二本鎖(dsRNA)結合ドメインとエフェクタードメインの2つがリンカーにより隔てられているNS1は、宿主の抗ウイルス性I型インターフェロン応答に対するアンタゴニストの1つとされる。

今回、BornholdtとPrasadらは、ベトナムでの大流行におけるヒト死亡の60%に関連していたH5N1型(A/Vietnam/1203/2004)由来の完全長NS1のX線構造を報告している。

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2009年02月19日

細胞:真核生物のエキソソームによるヌクレオチドRNA切断

 エキソームは真核生物の主要なヌクレアーゼで、核と細胞質の間に局在し、多数の細胞内RNAのプロセシング、品質管理、代謝回転に関わっている。

 この巨大なマクロ分子集合体は 3'→ 5' エキソヌクレアーゼと考えられており、古細菌のエキソソーム様複合体や細菌のポリヌクレオチドホスホリラーゼと進化的に関連する9個のサブユニットから環状構造を有する事が示されている。

 最近の研究結果においては、酵母やヒトの環状構造は、原核生物の対応する環状構造とは異なり、酵素活性を持たないことが示され、これとは対照的に、酵母のエキソソームコアのエキソヌクオチド切断活性は、真核生物特異的なDis3サブユニットのRNBドメインによって仲介される事がわかっている。
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posted by 藤次郎 at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | discovery | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

腫瘍:リボソームタンパク質ハプロ不全により

 リボソームタンパク質ハプロ不全により Myc の発がん性が制御されるという。

 Myc がん遺伝子は、リボソームタンパク質、翻訳開始因子、RNAポリメラーゼIIIやリボソームDNAなど、タンパク質構成装置を構成する諸因子の発現を制御している。

 細胞のタンパク質合成能の亢進が発がんに通じる多段階過程に影響を及ぼすか比か、また及ぼすとすればどのように影響しているのかは、まだ明らかにされていない。

 M Borna らの本論文では、リボソームタンパク質がヘテロ接合体であるマウスを遺伝学的な手段を用いて、Eμ-Myc/+ トランスジェニックマウスでのタンパク質合成の亢進を正常レベルに戻し、このような状況では Myc の発がん性が制御される事を示している。

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posted by 藤次郎 at 14:19| Comment(1) | TrackBack(0) | model case | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月18日

細胞:in vivo での細胞運動の接触阻止

 in vivo での細胞運動の接触阻止は神経冠の方向性のある移動を制御しているという。

 細胞運動の接触阻止は50年以上前に Abercrombie によって発見された。

 in vitro で繊維芽細胞が互いに接触すると突起分が引っ込んで、方向転換をする現象として知られる。

 この機能が障害されると、悪性浸潤の一因となることが示唆されているが、細胞運動の接触阻止の分子基盤、また、in vivo でもこれが起こるかどうかはまだわかっていない。

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posted by 藤次郎 at 18:51| Comment(0) | TrackBack(0) | discovery | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月07日

医学:ALKが神経芽細胞腫を引き起こす

 神経芽細胞腫は、最もよく見られる小児がんである。この疾患は加須気歴と強く関連するため、発症には遺伝的要因が関与する事が30年以上前から予測されていた。今週業では、神経芽細胞腫患者では受容体型チロシンキナーゼALK(anaplastic lymphoma kinase)に異変が変じている事を、4つのグループが報告している。

 ALKは神経芽細胞胞腫の要因遺伝子の役割を果たしており、散発性の神経芽細胞腫では体細胞に点突然変異が生じている。この異変は、in vivo で ALK のキナーゼ活性を促進し、細胞を形質転換させ、腫瘍活性化が見られるようになる。ALK阻害剤は神経芽細胞腫の細胞増殖を抑制するため、抗がん剤となる可能性があるという。

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posted by 藤次郎 at 01:16| Comment(1) | TrackBack(0) | model case | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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