2006年05月31日

植物:糖が助ける花の枝分かれ

 植物を題材とした生物学の研究結果であるが、これは、生物界にみられる基本構造であるため、生物学だけにとどまらず、生物物理学および生命工学や複雑系生命学などの研究者にとってはとくに、有用な報告になるかもしれない。

 D Jackson らは、nature 誌 2006 年 5 月 11 日号で、トウモロコシの花軸の分枝がありふれた糖によって制御されている可能性について述べ、単純な代謝物が生物の成長、発達を左右することを明らかにしている。

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2006年05月30日

物理:超伝導体をオン・オフする

 超伝導を「オン・オフ」する巧妙で簡単な報告された。

 超伝導体を使った新しい電子デバイス創出の道を示すものとなりそうだ。

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2006年05月29日

古生態:大型獣絶滅の原因

 先史時代に起こった最大級のミステリーの 1 つは、今から 1 万年あまり前の、大型獣絶滅の急増という事件である。

 大型獣絶滅の原因については、いくつものモデルがあるのだが、新たな証拠によって、今回、その「真犯人」がみえてきた、かもしれない。

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2006年05月28日

工学:シリコンが歪みを感じる

 電気信号ではなく光信号を使う情報修理には多くの利点があるが、シリコンで光信号を発生・操作するのは難しく、シリコンチックではまだ実現されていない。

 R Jacobsen らは、これらの障害の 1 つを克服する方法について報告している。

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2006年05月27日

気候:オゾン層回復を検証する

 問題点は雲隠れか、モントリオール議定書後のオゾン層の回復について調べられた。

 1987 年に採択されたモントリオール議定書は、汚染に関する国際協力のための最も重要な協定としてしばしば引き合いにだされる。

 この協定により、南極の「オゾンホール」の原因であることが突き止められたクロロフルオロカーボン( CFC )などの化学物質の段階的な削減が開閉された。

 近年、オゾンは少なくとも減少はしておらず、一部の地域では増加してきた。

 しかし、短い時間スケールでは、オゾンの濃度に影響する可能性のある要因は多く、こうした要因がオゾン層崩壊物質の減少に起因する変化を覆い隠しているかもしれない。

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2006年05月26日

分子生物学:染色体の守護神の勤務時間

 細胞分裂の際、染色体を正しく分離させて娘細胞に配分するには、不思議なことに染色体がまだ接着している間に準備期間が必要である。

 では、染色体の分離が間違いないタイミングと場所で起こるのはどういう仕組みによるものだろう。

 このことについては、染色体を守る「シュゴシン」タンパク質がその任にあたっているらしい。

 因みにこの「シュゴシン」とは日本の研究者が近年に発見したもの(タンパク質)であるので、世界中の研究者の間で「シュゴシン」と呼ばれている。

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2006年05月25日

進化:硬骨魚類の頭蓋の秘密を握る化石魚類

 新たに発見された 4 億年以上前の化石魚類は、現在の地球で繁栄をとげた脊椎動物の 2 大系統の根源をつなぐ存在となるかもしれない。

 中国の雲南省で出土したこの化石類は、現生魚類の大部分を占める条鰭類硬骨魚と、現在の陸生脊椎動物の祖先を生み出した肉鰭類硬骨魚の両方の特徴を合わせもっている。
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2006年05月24日

本物の金属になりうるプラスチック

 金属と同じように電気を通すプラスチックがある。

 しかし、金属のように見える一部の伝導性プラスチックでも、それらを「金属的」と呼ぶのは厳密には正しくないだろう。

 何故なら、金属は、冷却するにつれて伝導性が増加するという性質をもつため、半導体のような他の導電性材料と区別されるのである。

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2006年05月23日

気候:人為由来の大気循環を示すシミュレーション

 19 世紀中頃から地球表面は温暖化しており、モデル研究からは温暖化の一部が人間活動による大気放射バランスの変化によって引き起こされたことが示されている。

 また、単純な理論から、地球温暖化によって平均的な熱帯大気循環が弱まることが示唆されてている。

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医学:線虫は新薬の生みの親

 実験によく使われる線虫( Caenorhabdits elegans )が、有用となりそうな新薬の発見と、それが体内で働く仕組みを解釈するのに非常に役立つことがわかった。

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2006年05月22日

生物物理:脱重合を進めるキネシン MCAK

 微小管細胞骨格は、微小管の長さが厳しく調節されている動的な構造である。

 調節機構の 1 つとして、キネシン− 13 ファミリーに属するモータータンパク質による微小管の脱重合がある。

 これらのタンパク質は細胞分裂、神経細胞の発達、間期の微小管運動の際に微小管の長さを制御するのに不可欠である。

 しかし、キネシン− 13 タンパク質が微小管を脱重厚させる機構はあまりよくわかっていない。

 一番の問題は、これらのタンパク質が、標準的な酵素−基質反応応答度論による速度を上回る速度で微小管の末端に行き着く仕組みである。

 この問題に決着をつけつけるために、マックス・プランク分子細胞生物学・遺伝学研究所の研究者が立ちあがった。

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温暖化に繁殖時期を合わせられない渡り鳥

 気候の影響で鳥の繁殖時期が餌の少ない時期にあたってしまい、個体数の現象が起きていることが報告された。

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2006年05月21日

工学:頼りになるデバイス

 特性にむらがなく、信頼性が高くて安定な分子電子デバイスを製作する技術が提示された。

 電子デバイスを、従来のように金属と半導体からではなく、個々の有機分子から製作するという考えがはじめて提案されたのは 1970 年代のことだが、信頼性の高いデバイスを製作するのはなかなか難しかった。

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免疫:RNA ウイルスの認識における異なる役割

 自然免疫系は、ウイルスの構成成分(二本鎖 RNA など)を認識することで、ウイルス感染を感知し、抗ウイルス応答を引き起こす。

 細胞質に存在するヘリカーゼタンパク質である RIG - I (レチノイン酸誘導タンパク質 I , 別名 Ddz58 )や MDA5 (メラノーマ分化関連遺伝子 5 、別名 Ifih1 あるいは Helicard )はウイルス由来の二本鎖 RNA 認識に関わるとされてきた。

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2006年05月20日

宇宙:明らかになった土星の自転速度

 土星の表面は、厚さがなんキロメートルもあるのっぺりとした雲に覆われているため、これまでこの巨大惑星の正確な自転速度はわかっていなかった。

 これに対し、G Giampieri らは、自転周期が 10 時間 47 分 6 秒 ± 40 秒であることを示す磁場の周辺変動について報告している。

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進化:野生ブチハイエナの母性効果

 生物学における野生動物の生態において、ハイエナの生態は、哺乳類動物の中で特殊であり、ハイエナでは、女帝化した群れをなし、おかしなことに、女帝雌には、雄の性器の名残を思わせる擬態がある。

 雄といえば、悲しいかな、ハイエナは女帝世界であるために、雌より身分は低く子孫をつくる以外は用がないという。

 因みに、子孫を残せるのは女帝だけで、その他の雌は兵士と化す。

 雌兵士には自由というものはなく、厳しい社会順位がある中で(群れなければ食糧を得ることができないためこの環境に甘んじ)群れを成して生きている。

 このため、野生動物に詳しい写真家で、この風変わりなハイエナを「変わっているから」ということで好む者もいる。(アニマルプラネットにて野生動物を間近で撮影する危険な写真家として動物番組で活躍している写真家である)

(補足:何故ハイエナの生態に詳しいかといえば、アニマルプラネットを含む教養番組を好んで見ていたからである)

 今回、野生ブチハイエナの順位と相関したアンドロゲンの母性効果が子の行動に影響を及ぼすことについて発表されたが、そもそもの生態(体構造)が変わっているハイエナ科であるので他の哺乳類動物に直接関連付けるのは難しいかもしれない。

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2006年05月19日

医学:心血管疾患の治療のために

 補体を介する炎症は、先進国の死因として最も多い心臓発作および脳卒中で、虚血性壊死による組織損傷を悪化させる。

 梗塞範囲が大きい場合は、即座に病的状態の悪化や死亡率の上昇につながり、また、急性期を乗り越えた患者では、機能しない梗塞瘢痕が大きくなるほど長期予後が悪くなる。

 つまり、新しい心臓保護および神経保護療法に対する重要な医学的要求がいまだに満たされていないという。

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進化:デボン紀の顎のない脊椎動物

 nature 誌 2006 年 2 月 23 日号で報告された「ヒトに近いのはナメクジウオよりホヤ」、2006 年 4 月 6 日号で報告された「ひれが四肢になった時期」に続くデボン紀の顎のない脊椎動物にみられるヤツメウナギ様の鰓についての報告があがってきた。

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2006年05月18日

遺伝:ヒト 3 番染色体の解釈付け

 国際ヒトゲノム配列決定コンソーシアムは、ヒトゲノムの概要配列の決定後、ヒトゲノムを構成する 24 本の染色体のそれぞれについて、解読の完了と解釈付けに取りかかっている。

 今回は、ヒト 3 番染色体の解釈付けが報告された。

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古気候学:森は雪でいっぱい

 過去 1000 年にわたる古気候学的な研究から、全球的な水循環がこの 100 年間で変わったことを示す証拠が得られた。

 これは気候モデルによる復元と一致しており、変動の主たる原因が人類の活動にあることを示している。

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